色と影
東照宮と大猷院廟は、彩色と装飾の宝庫であり、結構と善美の社殿である、徳川家の権力・財力を誇示し、彫刻の上に漆を塗り、金箔・群青・緑青・朱を使った生彩色の工程で、聖と俗二つの絢爛が二面の鏡のように互いを照らし合っている。